ほとんどシングル。

未婚同居からの2女児のシングルマザー。「ほぼ」ノンフィクション。脚色あり、愚痴あり。

2015年04月

読んでいただいている方は疑問に思っている事でしょう。

なんで別れないの?

と。

当時の思いはこんな感じです。
  1. 娘1が生まれたら何か自覚みたいな物が生まれて立ち直ってくれるのではないか
  2. 娘が不憫な思いをするなら私が我慢したらいいのかな
  3. 仕事上のパートナーとして投資分は回収したい
  4. 業務的に一人でやっていくには当面難しかった(安月給で雇える )
  5. 私にはない頭のキレは参謀としては惜しい

今となっては別れられない言い訳にしかなってない…。
母親としては情けない限りですね…。
時間を追うにつれ項目は増えたり減ったりするのですが
自分も独立したばかりだったし、 初めての妊娠で不安だらけでした。

わたしの両親はともに年金の受給もなく、共働きしています。
産婦人科に行って、出産する事を伝えて妊娠届けを出すまでには
相談もできずにいたのです。 

女の本能(感情優先)と、仕事人(リスク回避優先)としての狭間で
揺れ動いている間に時間だけが過ぎていくのでした。

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もやもやしてても日々は過ぎていくし
なんかこっちから「どうするの」みたいな話は
したくなかった。

だって
最終的には自分が決断することだと思ってたから。

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とにかく自分の身の回りの事は一切やらない。
靴下は寝床の足元に転がっている。
風呂に入る時着替えは用意するのに脱いだ服はその辺に置く。

お腹が減ってもカップラーメンのお湯すら人に頼む。 
しかも「お腹減らない?」と同意を求める。

いやいや、手が離せないからカップ麺でいいからお願いできない?
と言えませんか?その便乗商売みたいなのやめていただけません? 

当時は食い扶持の通常作業と並行して立ち上げの業務を行っていたので
家に帰る暇もなくほとんど泊まり込みで合間を見てコインランドリーとか
実家の洗濯機を使って溜まった洗濯物を処理していました。
(なぜか事務所に風呂とキッチンはついていた)

カゴにいっぱいになった洗濯物を運び出す姿、見えませんかね?
プラス帰りには食料を買い込んで来て車と何度も往復している姿、見えてませんか?
あなたの洗濯物もこってりあるんですが。

妊婦なんですが。

相変わらず「病院行かないの?」と言うばかりで、説得力のある言葉はなし
せめてもの心配りも感じず、私はどんどん不機嫌になり、
チチは震災で受けたダメージでほぼ引きこもり状態。

一緒に商売をやる事すら後悔し始めたものの
すでに事業資金の融資も受けたし、機材を購入してしまったりしていたので
そうもいかず、 チチの態度に関しては様子を見るしかないだろうと半ばあきらめモード、
兎に角私は無事に出産を終える事を目標に粛々と周りを固め始めました。

  1. 収入の確保
  2. 両親の説得(この時点では報告もまだ)
  3. ひとり親家庭についての情報収集
  4. 何とか仕事以外で縁を切る作戦はないのかアタマをひねる 
まずはこの優先順位を意識して日々の決断と行動をしていく事をココロに決めました。
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チチは私とやっている仕事の他に事業をやっている。
出会ってから色々と聞かされてきたけど
特に私に影響を及ぼすものではなかったので 気にせず過ごしてきた。

実際そんなにアクティブに関わっているようには見えなかったし
「現場からは離れていて顧問とか理事長みたいなポジション」
と言っていたので「ふーん」くらいに思っていました。

チチはそれなりに利益を得ていたみたいだけど
その収入は前の家族に養育費として納めていたみたい。

大きいお金が動くような話もしょっちゅう聞かされてたけど
そういう話を聞くたび、常に思ってました。

ねえねえ、手術費用は???
今の話を聞く限りこのくらいは大した額じゃないよね?
その話は本当なんですか?

まあ、自分といっしょにこれからやっていく事で利益出してくれりゃーそれでいーや
とも考えていたのでイラッとしながらも聞き流してました。

そしてあの日、東日本大震災でチチが関わる会社の工場と事務所が被災しました。
ニュース映像を見るたび映画を見ているような感覚で
ツイッターの画面は震災の話題と電力不足とボランティアをネタにした
チェーンメールみたいなのと反原発派のヒステリックな発言で溢れかえっていました。

もともと言動に疑問があったチチですが、この日を境にますます私の不信感は大きくなっていきます。

この東日本大震災で、チチはかけがえのないパートナーを失ったのです。
ノイローゼのような状態になったチチと
妊娠初期で不安定な私、モヤモヤした日々の始まりです。


 
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妊娠してこんなにも自分の体と心に
変化が起きるものなんだと驚くばかり。

だけどその頃は自分の体と心の変化に気づく余裕もないまま
新しい職場の環境整備と事業に向けての準備の作業に追われる日々を過ごしていました。

 「病院行かないの?」
の台詞を「今回も諦めて」としか受け取れなくなってしまった私は
無言でやり過ごすくせがついていました。

もうこいつはアテにしねーぞ。

ひたすらそう思っていました。
性格的に顔に出るタイプなので相当ムッとしていたと思います。
チチは色々と納得させようと事情を話していたような気がしますけど
その頃は全く聞く耳を持たない状態になっていました。

女性ホルモン恐るべし。

そんな日々を過ごしている間にあの日を迎えます。
3.11東日本大震災です。 
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