ほとんどシングル。

未婚同居からの2女児のシングルマザー。「ほぼ」ノンフィクション。脚色あり、愚痴あり。2011年〜フリーランス。

カテゴリ: ほぼ愚痴

もやもやしてても日々は過ぎていくし
なんかこっちから「どうするの」みたいな話は
したくなかった。

だって
最終的には自分が決断することだと思ってたから。

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とにかく自分の身の回りの事は一切やらない。
靴下は寝床の足元に転がっている。
風呂に入る時着替えは用意するのに脱いだ服はその辺に置く。

お腹が減ってもカップラーメンのお湯すら人に頼む。 
しかも「お腹減らない?」と同意を求める。

いやいや、手が離せないからカップ麺でいいからお願いできない?
と言えませんか?その便乗商売みたいなのやめていただけません? 

当時は食い扶持の通常作業と並行して立ち上げの業務を行っていたので
家に帰る暇もなくほとんど泊まり込みで合間を見てコインランドリーとか
実家の洗濯機を使って溜まった洗濯物を処理していました。
(なぜか事務所に風呂とキッチンはついていた)

カゴにいっぱいになった洗濯物を運び出す姿、見えませんかね?
プラス帰りには食料を買い込んで来て車と何度も往復している姿、見えてませんか?
あなたの洗濯物もこってりあるんですが。

妊婦なんですが。

相変わらず「病院行かないの?」と言うばかりで、説得力のある言葉はなし
せめてもの心配りも感じず、私はどんどん不機嫌になり、
チチは震災で受けたダメージでほぼ引きこもり状態。

一緒に商売をやる事すら後悔し始めたものの
すでに事業資金の融資も受けたし、機材を購入してしまったりしていたので
そうもいかず、 チチの態度に関しては様子を見るしかないだろうと半ばあきらめモード、
兎に角私は無事に出産を終える事を目標に粛々と周りを固め始めました。

  1. 収入の確保
  2. 両親の説得(この時点では報告もまだ)
  3. ひとり親家庭についての情報収集
  4. 何とか仕事以外で縁を切る作戦はないのかアタマをひねる 
まずはこの優先順位を意識して日々の決断と行動をしていく事をココロに決めました。
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チチは私とやっている仕事の他に事業をやっている。
出会ってから色々と聞かされてきたけど
特に私に影響を及ぼすものではなかったので 気にせず過ごしてきた。

実際そんなにアクティブに関わっているようには見えなかったし
「現場からは離れていて顧問とか理事長みたいなポジション」
と言っていたので「ふーん」くらいに思っていました。

チチはそれなりに利益を得ていたみたいだけど
その収入は前の家族に養育費として納めていたみたい。

大きいお金が動くような話もしょっちゅう聞かされてたけど
そういう話を聞くたび、常に思ってました。

ねえねえ、手術費用は???
今の話を聞く限りこのくらいは大した額じゃないよね?
その話は本当なんですか?

まあ、自分といっしょにこれからやっていく事で利益出してくれりゃーそれでいーや
とも考えていたのでイラッとしながらも聞き流してました。

そしてあの日、東日本大震災でチチが関わる会社の工場と事務所が被災しました。
ニュース映像を見るたび映画を見ているような感覚で
ツイッターの画面は震災の話題と電力不足とボランティアをネタにした
チェーンメールみたいなのと反原発派のヒステリックな発言で溢れかえっていました。

もともと言動に疑問があったチチですが、この日を境にますます私の不信感は大きくなっていきます。

この東日本大震災で、チチはかけがえのないパートナーを失ったのです。
ノイローゼのような状態になったチチと
妊娠初期で不安定な私、モヤモヤした日々の始まりです。


 
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予想通り「今はちょっと待って欲しい」との返答。

やっぱりな。(心の声)

チチはバツイチ。
確かその頃離婚後1年半か2年くらいだったかな。

そもそも私と男女の関係にあることすらも
別れた奥様にはバレたくない状況だったみたい。 (そりゃーね)
残してきた娘さんはまだ小さくて、
その事で娘さんに会わせてもらえなくなるんじゃないかって不安だったんだね。

しまいに子供を引き取ったらどうなるかな〜
なんて仄めかす始末。

おーーーい。あんまりにもデリカシーないんじゃね?

お付き合い始める前に「子供が大きくなるまで結婚はできないよ」
と宣言されてた(結婚なんて私は考えてもいなかった)ので
私はそういう事情もわかった上で一緒にいたんだけど、
生まれて初めての妊娠・中絶が私に与えた影響はかなりのものだった。
 
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